膝痛(変形性膝関節症)2
治療院でよく患者様から、病院に行ったら、お医者さんから 「あなたは歳だから仕方がない」 「太っているから、仕方ない。痩せなさい」 「運動不足だからどんどん歩きなさい」 って言われてどうせ治らないでしょ?とお聞きします。 たしかに、老化や体重増加や筋力低下が主な原因であることは間違いありませんが、 同年齢でも全く痛みのない人はたくさんおられます。 体重の増加や筋力低下も、痛みがあるがが為に運動できないといった悪循環に 陥った可能性もあります。 では、どうしたらよいでしょうか? 運動不足・太っているから痛みを我慢しながらでもガンガン運動した方が良いのでしょうか? 答えはNOです。身体全体の健康を考えると、歩行は良いことだと思いますが、痛めている膝にとってかえって負担がかかり悪い結果につながりかねません。 まず、筋肉や関節の痛みを緩和することに特化した整体院(整体院福)などに相談、施術し、 ある程度健康レベル(痛み改善を行ってから)をあげてから適切なトレーニングを行って下さい。 当院では、膝の関節が変形してしまった原因を探り、主に硬結部位の緩和、筋膜リ
膝痛(変形性膝関節症)
「歳をとって膝が痛い」という場合のほとんどが変形性膝関節症です、特に女性に多く 大半が内反型(O脚)で、症状が進むにつれて内側の関節面の軟骨がすり減っていきます。 関節の変形は、全身のどの関節にも発生し、加齢とともに増加しますが、体重のかからない 関節では、変形が生じにくく、変形があったとしても痛みなどの症状がない場合も多くあります。 その為、体重がかかり、酷使される機会が多い膝に痛みを感じる方が多いのです。 では、膝にはどのくらいの負担がかかるのでしょうか? 動作に伴い、膝関節には体重の3∼4倍もの荷重がかかります。例えば、体重が50㎏であれば 膝関節150㎏~200㎏の負担がかかることになります。 また、膝を伸ばすときに、太ももの前面にある大腿四頭筋が働き、膝を曲げる時は、後面のハムストリングスと呼ばれる筋群が働きます。 こういった筋群の筋力が低下しバランスを崩したり、柔軟性が低下してくることによって、歩きづらくなったり、膝に痛みが生じたり、膝の症状に関係することが多くなっていきます。
腰痛2
急性腰痛(ぎっくり腰)で来院される患者様の中に、顔を洗おうと少し前かがみになったら、 腰に激痛が走った、何もしていないけどくしゃみをしたら激痛が…足の爪を切ろうと前にかがんだら 激痛が…というお話をよくお伺いします。 前回に書いたのですが、腰痛は、環境(生活習慣)に大いに関係しています。同姿勢を長時間続けることによる筋疲労、オーバーワーク、運動不足による筋力低下及び柔軟性の低下、身体のアンバランス…こういったストレスを長年ご自身の身体に少しずつ積み重ねっていって、ある日突然、身体に我慢の限界がきてドカーンと激痛が走るのです。 何もしてなかったんだけど…と皆さん言われるのですが、慢性腰痛のなれの果てが、急性腰痛なんですね。 なので、もちろん私は、その場で激痛を取り除くわけですが、それだけでなく原因である日常での生活動作の改善、筋力低下を起こし痛みの原因である筋肉のトレーニング、柔軟性の向上などセルフメンテナンスをして頂く事が、痛みを取り除くことが目的ではなく、自分で身体をコントロールできるようになることが根本治療と考えています。 自分の身体は、自分
腰痛
腰痛は、男性では1番目、女性でも肩こりに次いで2番目に訴えの多い症状で、日本で腰痛の人は、 3000万人いると推計されています。 腰痛の原因が特定できるものはわずか15%程度といわれています。 腰椎が直接障害される圧迫骨折や椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、内臓の病気によるもの、重い 脊椎の病気などです。 残りの85%は、レントゲンなどの検査をしても原因が特定できないと言われています。 整体院福にご来院されている方のほとんどの腰痛は原因が明らかになっていないです。 こういった原因不明の腰痛の多くは、腰の椎間関節や筋肉に何らかのストレスが加わわり、 見た目には分からない神経の障害によって痛みが出ている場合や、生活習慣、ストレスや不安、不眠などの心の状態が影響している場合もあります。 腰痛の場合に多い原因は、生活習慣(環境)に関係しています。お仕事(デスクワークによる長時間同姿勢、肉体労働によるオーバーワーク)、運動不足による筋力低下と柔軟性の低下など、 使っている(使いすぎている)筋肉と全く使っていない筋肉のバランスが悪くなった時に、痛みが発生します。